The Ordinary(オーディナリー)カナダ製じゃないの?!

大人気のカナダのスキンケアブランド

『The Ordinay(ジオーディナリー)』

デパコス並みの美容液がお手頃価格で買えてしまうので、いろいろな種類を試している方も多いのでは。

オーディナリーの製品って全てカナダ製(Made in Canada)だと思っている方も多いと思いますが、(私もそうでした)

実は、

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美活部長

「他の国で作られているものもあるんです!」

一部の商品はカナダでボトル詰めをしているだけで、原料はそのまま他の国から調達しているんです!

オーディナリーってどんなブランド?

  • カナダ発のビーガンスキンケアブランド
  • デパコスの高級化粧品と同レベルの有効成分配合のスキンケアアイテムを、宣伝費やパッケージのコストを抑えて低価格で提供
  • 容器も中身の成分もシンプル。余計な材料は使わずに有効成分を1~2種類だけ使った原液に近い美容液やセラムを展開
  • パラベン系の防腐剤やサルフェート(硫酸塩)、鉱物油、ホルムアルデヒド、オキシベンゾン等、その他有害といわれるケミカル無添加

オーディナリーの商品レビューはこちらをご覧ください!⇓

Made in Canadaじゃないの?

今回の本題に入りますが、一部の商品の原産国が『カナダ以外』になります。
その原産国も一つではなく製品によって様々。

例えば、「マルラオイル」

Made in South Africa / Bottled in Canada

と記載されています。

Referred to as a “luxury” oil by some, this antioxidant-rich oil is obtained from the kernels of the fruits of Marula tree. It’s mostly composed of oleic acid and linoleic acid but also contains procyanidin, catechins and flavanoids. Marula oil offers antioxidants, hydrates the skin and is claimed to help restore a radiant tone. This formula contains only cold-pressed virgin African Marula oil that is 100% unrefined.

マルラオイルは南アフリカに生息するマルラの木の果実から抽出したオイルなので、南アフリカ産というのは納得です。

このように原産国の成分をそのまま調達してカナダで瓶詰めをしているというわけです。

が、そんな中に紛れて、
「なんでカナダで作らないの?」と思ってしまう原産国もちらほら。。😯
(以下に続く。)

【保存版!】カナダ以外の原産国 商品リスト

こちらがカナダ以外の国で作られている商品のリスト(一部)になります。
(以下の情報はメーカーにより予期なく変更される可能性もあるのでご了承ください)

Deceimのサイトや他のサイトでも原産国までの情報はほとんど記載されておらず、商品の箱か容器に記載されているだけなので、これは結構貴重な情報になります。

100% オーガニック コールドプレス ローズヒップシードオイルブルガリア製 / Bottled in Canada
100% オーガニック コールドプレス アルガンオイルモロッコ製 / Bottled in Canada
100% オーガニック コールドプレス バージンマルラオイル南アフリカ製 / Bottled in Canada
100% オーガニック コールドプレス ボラージオイル中国製 / Bottled in Canada
100% オーガニック バージン チアシードオイルペルー製 / Bottled in Canada
100% オーガニック バージン シーバックソーンフルーツオイル中国製 / Bottled in Canada
100% 植物由来スクワランアメリカ製 / Bottled in Canada
100% 植物由来ヘミスクワランアメリカ製 / Bottled in Canada
100% L-アスコルビン酸パウダー中国製 / Bottled in Canada
100% ナイアシンアミドパウダー中国製 / Bottled in Canada
ビタミンC サスペンション 30% シリコンアメリカ製 / Bottled in Canada

100%ピュアの植物オイル系のほとんどはそれぞれの原産国から仕入れています。

植物性スクワランは何の植物を使っているか記載されておりませんが、通常オリーブやサトウキビ、とうもろこし、大豆などが原料に使われるようですが、オリーブ以外の原料だったらアメリカ産というのも納得がいきます。
ちなみに私、ソイキャンドルを作っていますが、オーストラリアの市場で出回っているソイワックス(大豆ワックス)もほとんどがアメリカ産です。

シーバックソーンの実は中国が原産国で有名ですが、ボラージオイルのボラージは地中海沿岸や中東が原産国なので、中国製というのがちょっと気になります。

そして、ナイアシンアミドパウダーアスコルビン酸パウダーも実は中国製だったんです。

低価格で販売できるのもこのように原料を安く仕入れているからなのでしょうか。

アスコルビン酸パウダーの箱。「Made in China」「Filled in Canada」と記載されています

ナイアシンアミドの箱。消費期限切れですが(苦笑)これにもアスコルビン酸パウダーと同じように記載されています。

ナイアシンアミドの容器のラベル

 

おまけ:製造年月について

オーディナリーの開封後の消費期限はコンテナマーク(クリームの容器のようなマーク)で記載されています。
製造年月については、記載があるものとないものがあります。

消費期限を表すマーク。 6Mは開封後6か月以内ということになります。


ロット番号を入力すると製造年月が割り出せるサイト
⇓ ⇓

Cosmetic Calculator

マリンヒアルロ二クスのロット番号1BC2の製造年月は2021年2月でした

EUK134のロット番号TLH1はエラーになって表示されませんでした

このように、こちらのサイトではロット番号すべてには対応していないようで、製造年月が割り出せるものと割り出せないものがあります。

製造年月日の記載のムラについてオーストラリアのDeceimに問い合わせてみたのですが、

「消費期限は未開封で3年、開封後はコンテナのシンボル(クリームの容器みたいなマーク)に書かれている数字(12Mなら12か月)以内に使い切り、製造日に関してはDeceimの正規代理店から購入した商品は商品管理をきちんとしているのでいつ作られたかが記載されていなくても3年以上たったものは販売していないので大丈夫です」

という、ウェブサイトに書いてあったまんまをその場で読んでくれただけの回答でした。
(オーストラリアのカスタマーセンターあるある💦)

まとめ

日本においての化粧品の原産国の定義は、
「化粧品の原産国とは、その化粧品の最終的な中身を製造した国」となっています。
容器やボトルに詰める製品の最終的なプロセスは、「中身の製造」には該当しないとのこと。

外国の化粧品の表記の規則に関してはその国それぞれだと思いますが、オーディナリーは原産国とボトル詰め国とをきちんと分けて記載してくれているのはありがたいです。

強いて言うなら、ウェブサイトにもきちんと表記してくれれば購入前にチェックできていいのにな、と思います。

アスコルビン酸パウダーとナイアシンアミドパウダーが中国製だったというのには正直ちょっとがっかりしましたが、個人的には何度もリピートしているお気に入り商品だし、それなりに効果も出ているので、これを知ったからといって使用をやめるということは今のところないです。

逆に100%ピュアのオイル類はそれぞれの原産国のものをそのまま使っていることを知り、使ってみたくなりました。

あとは製造年月もきちんと記載してくれるようになるとさらにいいですね。

と、今回もどうでもいいことをツラツラと、しかも上から目線で書きましたが😅
きっとどこかの誰かの役に立つと信じてこういったマニアックな記事も時々アップしていきたいと思います。

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